敬老の日に祖母に贈った、世界に一つだけのオリジナル地図グッズ
2024/08/16
- 取材・文:
- 山岸涼太
- 写真:
- 本人提供
- 一人暮らしを始めてから何年になりますか?
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就職で上京し、一人暮らしを始めてから早5年が経ちました。
最初は慣れない生活に不安もありましたが、時がたつのは早いもので、なんだかんだ慣れてきた気がします。
下手だった料理もそこそこできるようになってきて、成長できたな、と感じます。それから、自分のペースで生活できるのも楽しいですね。
ただ、時々実家が恋しくなることもあります。特に私のことをいつも気にかけてくれる祖母のことを思い出します。
- おばあちゃんのことを気に掛けているのですね。
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そうですね。やはり離れていると、どうしても気になってしまいますね。元気にやってるかな、体調崩してないかな、と思っています。
実家が遠いのですぐには帰れないですし、心配に思うことも多いですね。お正月に帰省したときには、ヒートショック対策に浴室用のヒーターを買ったりもしました。
- 普段から贈り物をされているのですね。今回あえて、おもいで地図でグッズを作った理由は何ですか?
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祖母への贈り物を探していたところで、なんか面白いサービスがあると思って触ってみました。なので、最初はただの興味本位だった、というのが正直なところです(笑)
ですが、実家の近くの場所を選んで、祖母の誕生日が秋で、落ち着いた色が好きと言っていたのでセピア色を選んで……とやっているうちに、自然と「どんなデザインなら喜んでもらえるかな」と考えていました。
なので、出来上がったグッズが届いたとき、ちょっと感動しました。これって世界でたった一つだけのオリジナルグッズじゃん、なんか良いな、と思って。
- おばあちゃんは喜んでくれましたか?
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はい、とても喜んでくれました。正直、何を贈っても喜んでくれるのですが(笑)
今回、腰を労わってほしいのでクッションと、普段使いしやすいマグカップ、それからグラスをプレゼントしたんですが、「珍しい柄だね」と言っていました。
これはこの場所をモチーフにしていて、自分がデザインしたことを伝えると「へえ、すごいねえ」と。
自分もちょっと嬉しくなりました。とても良い買い物ができたと思っています。
今回のお話から、離れて暮らすおばあちゃんへの想いが詰まった贈り物が、どれだけ特別なものになったのかがよく伝わってきました。
おもいで地図を使って作られたグッズは、ただのプレゼントではなく、実家やおばあちゃんとの思い出を形にした唯一無二のアイテムです。
そんな心温まる贈り物が、おばあちゃんにとっても日々の生活の中で笑顔を引き出してくれる、素敵な存在になったのではないでしょうか。